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2012年 03月 06日

隠された10年(バンドの生い立ち?)

1999.11.28 10周年記念コンサートパンフレットに記載された文章です

1989年1月27日、当時髙橋が勤務する公民館に、リコーダー教室の講師として来ていた及川がアイルランド民謡の楽譜を持ってきたことからグループの歴史は始まった。髙橋は、ハンマー・ダルシマーを購入して1年。ブルーグラスからアイルランド民謡へと興味が広がり始めていた矢先で、すぐさま頭に浮かんだのはダルシマー、フルート、ギター、ヴァイオリンの編成だった。しかも髙橋の頭には、ギターに鈴木、ヴァイオリンに尾崎というメンバーも同時に浮かんでいた。こんなケッタイなグループに興味をもちそうなヤツは他に考えられなかったのだ。さっそく二人に電話をする。
「あー、こんなグループをやろうと思うんやけど・・・。」
「なんやケッタイなグループやなあ。」
「そやから、あんたを誘ってるんや。他におるか?」
「う〜ん、そやなぁ。まぁ、やるか。」
妙に説得力があったらしく、彼らは二つ返事でOKした。かくして、フェアリー・ドクターは一夜にしてできてしまい、(いいや髙橋がダルシマーを人に見せびらかしたかっただけ と力説している人もいる)3月の公民館祭りでデビューしてしまった。この時客席にいたのが、のちの5人目のメンバーとなる滝原だった。彼はこのグループに少々の興味を持ったが、運命はすでにこのとき決まっていたのだ。しかし、それは、これから始まる悲劇、いや喜劇のほんの序章ににすぎなかったのだ。4か月後、滝原は、及川に誘われて練習を見に来たのだが、もう少し音に厚みが欲しかったグループに、管楽器も弦楽器もこなす彼は、まさに「便利屋」だった。
「あー、ぜひケッタイなフルートとギターが欲しいんやけど・・・。」
「・・・・・・・。」﹆
めでたく(?)滝原を加えたF.Dはその後一見厚い友情に結ばれたかのように見えたが、その実態は・・。なにしろいろいろなグループからの寄せ集めというかつぎはぎのような集団。当然好みも違う。
「フォルクローレやろう。」
「ほな今度はディズニーで・・。」
「いんやフォークソングを・・。」
「ええ〜い、静まれぃ、静まれ!つぎはこれでいくで!」
常に民主的な決定をしていく髙橋であった。(どこが?!)
どうにか解散もせずに8年が経ったとき、グループに転機が訪れた。及川の突然の脱退宣言だった。
「あー、そろそろ普通のおじさんに戻りたいんやけど・・・。」
「・・・・・・・。」﹆
しかし、及川は、ふつうのおじさんになったのではなく、プロ活動に専念したのであった。
4人になったグループに、今度は尾崎の爆弾発言が飛び出した。
「もうすぐグループも10周年だ。CD作るで!」
これには皆腰を抜かしてしまった。中年グループにこれほどのパワーがあるとは自分達も思っていなかったし、鈴木と髙橋は数年前の悪夢が脳裏をかすめた。(二人は過去に苦い経験をしていた。)半信半疑だった話も、やがてその気になってしまうのが我々のお気楽さか。2年がかりの大プロジェクトが始まり、試行錯誤を繰り返しながらも頓挫することなく、ついに、血と汗と涙と笑いとわがままの結晶は日の目を見たのだった。(実際にはだれも血も涙も流さなかったし、流した汗は冷や汗だった。)
 めでたくCDも完成し、記念コンサートを迎えたF.Dであるが、
「同情するなら暇をくれぇ〜。」という尾崎
「同情するなら酒をくれぇ〜。」という滝原
「ヴァイオリン買ったでぇ〜。という鈴木(彼は密かにヴァイオリン奏者の地位を狙っている・・・わけないか?今頃そんなもん買ってどうすんねん。)
「ダンスダンス・レボリューションでAを出したでぇ〜。」という髙橋。(そんな暇があったら練習せんかい!)
彼ら4人の行く末は誰にもわからない。果たしてこのグループに未来はあるのか。ただ神のみぞ知る・・・。
(この物語は、3割がフィクションであり、登場人物や団体は全て実在します。なおなぜ会話が関西弁なのかは不明です。)
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by FAIRYDOCTORHP | 2012-03-06 22:22 | バンド紹介
2012年 03月 01日

バンド紹介(ABOUT ME)

FAIRY DOCTOR(フェアリー・ドクター)
1989年、当時の大宮公民館(埼玉県さいたま市、旧大宮市)でそれぞれ活動していた音楽グループのメンバーが集まり結成されました。特徴は、アイルランド民謡を中心にイギリスやアメリカ等の民謡、また、現代曲等をハンマー・ダルシマーやティン・ホイッスル、ボーラン等のような民族楽器や普段見る機会の少ない楽器を使い、演奏しています。グループ名は、アイルランドに多く残る妖精伝説にちなみ、「妖精学者」とつけました。
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主な使用楽器
*ハンマー・ダルシマー
台形の共鳴板に弦を50〜60本張り、木のハンマーで叩く打弦楽器。12世紀ころのペルシャあたりが発祥地と言われ、ピアノやチェンバロの祖先にあたります。
*ティン・ホイッスル
金属の円筒にプラスチックの吹き口がついた6穴の非常にシンプルな笛。アイルランド音楽には欠かせません。
*ボーラン
円形の縁の片面に皮を張った太鼓。片手で持ち、ばちで叩く。これもアイルランド特有の楽器。
*フィドル
バイオリンの俗称で、民族音楽等で使用する場合は、フィドルと呼びます。
*ブズーキ
ギターに似た、6弦・3コースまたは8弦・4コースの弦楽器。元はギリシャの楽器ですが、最近アイルランド音楽でも使われることが多くなりました。
*フルート
木製の横笛。現代でもフルートが木管楽器に分類されるように、昔のフルートは木製でした。
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by FAIRYDOCTORHP | 2012-03-01 05:11 | バンド紹介